最終更新日 2025年7月7日
1.東進ってどんな予備校?
東進は近年テレビコマーシャルや講師陣のメディアの露出が非常に多いことで知られていますが、元来は現役生を中心とした非常に実績の高い専門予備校です。
その特徴は現役高校生を中心として、志望の大学に進学をさせるための徹底した集中的なカリキュラムを実現しているところにあり、浪人生を含めて総合的な授業を行っている他の予備校とは、全く異なる運営方法を行っていると言う点にあります。
あくまでも高校生活を送りながら大学受験の準備をする現役受験生に対して適合するカリキュラムを重視しており、効率的な学習を行う点にその特徴を持っています。
東進は近年様々なメディアの露出により非常に有名になった予備校であり、比較的新たなものであると言う印象がありますが、実は1976年から続いている老舗の予備校でもあります。
設立当初は他の予備校と同様浪人生を含めた総合的な進学指導を行うところでしたが、1988年に方針の転換を行い、現役生中心の運営スタイルへと変更しました。
これは浪人生と現役生を混在させることにより、それぞれの生活スタイルの違いから学習のスピードや授業の内容がそぐわないものとなってきたためにどちらかに注力をさせる必要があり、結果として現役生を重視させることがより高い合格率を得ることにつながると判断されたためです。
またその時に他の予備校の人気講師をスカウトし集中させたことにより、独自の授業スタイルやカリキュラムを生み出すことに成功しています。
2.生徒自身に大きな自信をつけさせる東進の教育スタイル
東進の教育スタイルとして最も大きな要素は、生徒自身に大きな自信をつけさせる点です。
一般的に予備校に通う生徒は一般の受験生に比べ学力が劣っていると自覚している人が多く、より多くの学習をしなければならないと感じている場合が少なくありません。
しかしそのような考え方の中でいたずらに学習を積み重ねても、実際の受験の本番で能力を出し切ることができない場合が多くなってしまうことがわかっています。
これは、様々な学力を駆使して瞬間的に目の前の問題に立ち向かわなければならない受験の状況において、自分の実力を出し切ることができない阻害要因が多く生まれてしまうことによるものです。
様々な物事が頭に浮かんでしまいどれが最善なのかが判断できない状態になってしまうのか、自分に自信がないために、答えを1つに決めることができずに時間が足りなくなってしまうという問題も発生してしまいます。
この状態を除去するためには生徒自身に問題を解決する必要な知識を与えるとともに、その問題を解決するための情報を集中的に自分の頭の中で整理し、その問題を解決するための情報を集中的に自分の頭の中で整理をし、瞬時に短時間で答えを導くことが出来るようにするものです。
これまでの予備校では、知識を詰め込むように学習を行うスタイルが主流だったのですが、東進では効率よく内容を理解するために様々な手法を用いて生徒の興味を引きつけ、また自ら効率を求めながら考える習慣を身に付けることで実際の受験に対して瞬時に適用できる能力を養うことに役立つのです。
3.講師それぞれの独創的な発想による授業がある
そのために東進が実現している方法として、講師それぞれの独創的な発想による授業があります。
単に学習内容を教育するだけではなく、講師自身が非常に強いインパクトを持って事業を展開することで、授業自身に生徒の目を惹きつけるスタイルが主流となっているのです。
ほとんどの講師がメディアに登場し様々な個性を披露している現状からすると、その授業内容は非常に興味深く、また独創性に富んだものであることがわかります。
単純に一般的な教育を行うよりも、講師自身がエンターテイメント性を持つことで楽しみながら自然と様々な内容を効率的に習得することができるため、その効果を発揮しているのです。
東進が主流として浪人生をあまり取り扱わない背景には、授業内容を集中させ効率的な学習を行うことで生徒の学力を短期間で高めると言う狙いがあります。
浪人生と現役生が混在した中で授業を行った場合、その知識の違いにより授業の深さがバラバラになってしまうと言う恐れがあるのです。
浪人生は基本的にはほとんどの内容をいちど習得しており、これをさらに突き詰めるために応用力や高い理解力を求めることが少なくありません。
一方現役生の場合には現場の高校の学習で様々な事柄を習得している段階にあり、知識の中では十分に理解できる状態になっていないものも多いのです。
そのように理解の度合いに違いがある状態で同じ授業を受けた場合、その満足度にギャップが生まれてしまうため授業の理解度が異なってしまうと言う問題が発生します。
理解ができない授業に関しては、そのインパクトが薄く内容自体が頭に入ってこないため効果的な授業を行うことができないのです。
さらに効率的に授業を行うために、映像による授業を中心として展開しています。
忙しい現役生が自分の好きな時間に授業を理解することができるようになるため、非常に効果的に学習ができるのです。