最終更新日 2025年7月7日
(1)知っておきたいファクタリング
商売を行っている方でBtoBをしているのならファクタリングを理解しておくといいでしょう。
BtoBをするときは自社で制作した商品を小売業者や卸業者に売買します。
そのときに売掛債権をもらえるのですが、これに関係するのがファクタリングです。
売掛債権とは商品を売ったときにもらえるもので売却代金を請求できる権利を指します。
別名売上債権ともいわれているもので契約して商品を納品、請求書の発行をしたときに売掛債権が発生する仕組みです。
すぐに商品を売っても代金を回収できるわけではなく、売掛債権に書かれている期日にもらえます。
その間は代金回収ができないので業者によっては資金繰りが難しくなる場合もあるのがネックです。
これに対応するのがファクタリング会社で、売掛債権を譲渡して資金化できるのがメリットと言えます。
(2)売掛先の信用力を重視するので利用側の業績は一切関係ない
中小企業ほど不利になる売掛債権ですが期日前に売買をすれば現金化できるため人気です。
本来現金回収まで1ヶ月や2ヶ月かかるのですが、ファクタリングをすれば即日現金化できるところもあります。
他にも資金調達手段として銀行融資やビジネスローンがありますが、こちらは企業の返済能力が関係するのがネックです。
小さな会社や業績のあまり良くないところだと審査に通過できないときがあります。
ファクタリング会社でも審査がありますが、基本的に売掛先の信用力を重視するので利用側の業績は一切関係ないです。
信用力が低い企業でも利用しやすいのが最大の強みと言えます。
(3)3社間、2社間と取引スキームが2つ用意されている
利用をするときは取引スキームが2つ用意されているので理解しておくといいでしょう。
3社間は売掛先と納入企業、譲渡する企業の3社で行う作業でメリットはかなり多いです。
売掛先に債権譲渡を通知するシステムになっているので、今後の取引に悪影響が出てしまう可能性が少ないと言えます。
同意を得て売るので売掛債権の回収が約束される、これにより手数料が安くなるメリットも強みです。
2社間は売掛先に通知をしないもので零細企業に適しています。
こちらは通知しない分回収できるかどうかわからないというリスクが発生するので注意です。
これにより手数料が高くなってしまうのがデメリットと言えます。
総合的に見ると他の資金調達方法よりも使いやすくビジネスローンや銀行融資よりも審査に通過しやすいので零細企業におすすめです。
中小企業にも良いサービスなので資金繰りに困っているのなら検討してみるといいでしょう。
出典元:https://shikinguide.com/guidecat/factoring/